お酒のこと 7
グランド・シャンパーニュ地域には小規模の手造り的メーカーが多く、輸出能力を持っているのは、ジュリアック・ル・コックという村でグランド・シャンパーニュ・コニャックを生産しているジャン・フィユー家だけかもしれません。
このコニャックはアメリカへは一本、一本に番号をつけて輸出されております。
グランド・シャンパーニュ地区の他のメーカーは主として「桶売り」をしているのです。
というのは、マルテル、エネシー、レミーマルタン、クルボアジェ、ビスキーというような国際的に名の売れた大量生産メーカーの中には、グランド・シャンパーニュ地区に、葡萄園を所有しているところもありますが、それはあくまで「我が社もグランド・シャンパーニュ地区に葡萄園がありますよ」というデモンストレーションみたいなもので、たいていはプティ・シャンパーニュ地区、または他地区のコニャックが主体となっています。
そこでグランド・シャンパーニュ地区のコニャックを桶買いしてブレンドするわけです。
こうして、ブレンドしたもののうち、プティ・シャンパーニュにグランド・シャンパーニュ50%以上(以上と言いますが、50%ぎりぎりというのがふつうでしょう)ブレンドのコニャックをフィーヌ・シャン。